大阪府が17年から宿泊税導入 条例案を可決
大阪府の「宿泊税条例案」が3月下旬、大阪府議会で可決した。2017年1月から府内の旅館ホテル宿泊者に課税、徴収する。宿泊税の導入は東京都に次いで2例目となる。条例案の税率は、1人1泊の宿泊料金が1万円以上1万5千円未満が100円、1万5千円以上2万円未満が200円、2万円以上が300円と3段階に分けた。東京都は1万円以上1万5千円未満が100円、1万5千円以上が200円の2区分。府では2万円以上クラスの客室価格が大幅に上昇していることを踏まえ、2万円以上の税率を設定した。
観光振興を図るための法定外目的税で、受入環境の整備やプロモーションなどを使途として想定している。今年とりまとめる「都市魅力創造戦略」で宿泊税を充当する施策を明確化し毎年度、事業実績をまとめ公表する。
府では年間約10億円の税収を見込んでいる。ちなみに東京都は14年度で16億円の税収を得ている。