「笑いと温泉」学ぶ 日本温泉協会・温泉塾セミナー
日本温泉協会は3月15日、東京・永田町の都道府県会館で第5回温泉塾セミナーを開いた。協会員と温泉利用者の交流の場として同協会の女性部委員会が主催しているもので、今回の講師には落語家の桂歌春さんを招いた。温泉塾は女性部委員会の小口潔子委員長(福島県磐梯熱海温泉・四季彩一力)が発案。協会員の親ぼくと同時に、利用者目線に沿った協会活動と、それらによる温泉協会の活動への周知と理解促進を目的にしている。
講師を務めた桂歌春さんは、笑点で人気の桂歌丸さんの一番弟子で、寄席や演芸場のほか、温泉地での「湯あがり寄席」でも活動するなど温泉との縁は深い。
今回は「笑いと温泉」をテーマに、弟子入りしたときのエピソードや、師匠からの仕事や人生における教えなどをおもしろおかしく話し「温泉も笑いも、どちらも体によいようで」と、約1時間半にわたって会場を笑顔に。最後には古典落語の「鍋草履」も一席聴かせるなど、サービス精神いっぱいに立ちっぱなしの「高座」を務めた。
桂歌春さんが講師
今回の温泉塾には会員や機関誌「温泉」、公式ウェブサイト「温泉名人」などの告知で35人が参加した。