学生を観光業界へ 関西観光教育コンソーシアムが企業研究フェア
関西観光教育コンソーシアムはこのほど、大阪市中央区の大阪産業創造館で「ツーリズム・ホスピタリティ業界/企業研究フェア」を実施した。観光業界に就職を志望する学生約200人が参加した。フェアには、近畿日本ツーリストや阪急交通社、読売旅行など旅行会社、小豆島国際ホテルや阪急阪神ホテルズなど9つの企業が出展。旅行業務取扱管理者やサービス介助士など資格取得の相談ブースも設けられた。
学生は、1ブース当たり40分の説明を聞き順に回った。ホテルや旅行会社担当者が業界の求める人物像、仕事内容などについて講演も聞いた。
各社ブースで学生は熱心に聞き入った
出展企業の担当者は「熱心な学生が多かった」と評し、主催者側は「観光学を学んだ学生を1人でも多く採用してほしい」と呼びかけた。
関西観光教育コンソーシアムは2013年、関西圏で観光教育に携わっている大学が連携し設立した。現在11の大学と2大学の2学部・学科が正会員。観光産業や一般企業で活躍できる人材を輩出することで「観光学」の意義を高めるため、産学連携などに積極的に活動している。就職セミナーは今後も定期的に開催していくという。