法話で50周年開幕 一社奈良旅協、薬師寺で記念行事
一般社団法人奈良県旅行業協会(中川宜和会長=ホリデイプラン)と奈良県旅行業協会協力会(中崇会長=かつうら御苑グループ)はこのほど、奈良市の薬師寺で県旅協50周年記念法話と商談会を開いた。110人が出席した。吉田瑛総務委員長(濱観光サービス)は「50周年の節目を迎え、薬師寺で法話を聞きと写経を行っていただく。支部会員と協力会会員がひとつになって業界を盛り上げていきたい」と、50周年記念の幕開けを告げた。
記念法話は薬師寺の大谷徹奘(てつじょう)執事が「人生旅の歩き方」と題し話した。大谷執事は静かに考えて自分で納得する意味の「静観自得(じょうかんじとく)」を通して、自分の夢に自分の命を使うこと、やらされていると思ってやる仕事は幸せにならないと心構えを説いた。このあと出席者は般若心経を黙々と写経した。
中川会長は「50年前に旅行業協会ができた当時の旅行会社は残っておらず、当時を語れる人はいない。この中にはまだ生まれていなかった方もおられると思うが、50周年という節目を迎えたことは間違いない。節があるから芽が出る」「LCCやネットが台頭してきても直接お客様と会って話をし、幸せを感じていただく旅を提案するのが我々の仕事。新しい芽が出るきっかけにしたい」と50周年の決意を表明した。
商談会では熱心に情報交換を行い、協力会会員施設をアピールした。