アジア圏から訪日客倍増 エクスペディア、15年のインバウンドランキング
エクスペディアが1月18日に発表した2015年の日本国内のインバウンドランキングによると、訪日外国人数は前年比175%、なかでもアジア圏からは同209%と倍増。世界最大級のオンライン旅行会社の予約状況から算出された結果を見ても絶好調の1年となった。同社はこの要因について、円安や相次ぐLCCの増便が寄与、加えて各地で訪日施策が強化され、地方都市を訪問するリピーターが増加したと分析している。
海外各都市別の訪日伸び率ランキングでは、1位は香港で同272%と断トツの伸び。「香港エクスプレス」の増便、新路線就航など航空網の発達が大きかったという。2位は韓国で同196%、3位はタイで193%。同社の韓国、台湾、香港、タイにおける人気海外旅行先ランキングでもすべて日本が1位になるなどアジアからの人気が目立った。
国内の訪日客に人気だった都市は1位東京、2位大阪、3位京都と大都市がトップ3という順当な結果となった。アジアから人気を集める大阪の一方、京都は欧米からの宿泊客が多いため3位に入った。一方で地方都市の伸び率は熊本が前年比359%でトップに。香港から人気で、ご当地キャラクター「くまもん」が注目を集めているという。