信州山ごはん&山の酒 長野県と旅ホ組合会がコンテスト
長野県と長野県旅館ホテル組合会は12月16日、東京・銀座の銀座NAGANOで「信州山ごはん&山の酒」料理コンテストの表彰式と試食会を開いた。長野県は2014年に「山岳高原を活かした世界水準の滞在型観光地づくり」を宣言し、観光部に山岳高原観光課を新設し、山岳高原観光の振興に力を入れている。今回のコンテストは、こうした県の取り組みに、観光客受け入れの現場である旅館ホテルが呼応したもので、食の面から山岳高原観光を特徴づける。長野県では2017年7―9月に「信州DC(デスティネーション・キャンペーン)」の開催が決まっており、旅館組合では、今後もコンテストを重ねるなど食のブラッシュアップを図ることにしている。
コンテストには10月9日―11月10日の募集期間に51件の応募があり、最優秀賞には信州サーモンやシナノスイート(りんご)など地元産の食材を使った上田市鹿教湯温泉「望山亭ことぶき」の「信州サーモンマリネ 秋野菜巻き ほうれん草ソース和え」と、上田市の地酒「明峰喜久盛かちくら」(信州銘醸)のセットが選ばれ、同館の飯島祐三総料理長が表彰を受けた。そのほか優秀賞表彰などが行われた。
受賞者の皆さん(上)と受賞料理
長野県の吉澤猛観光部長は「海の幸にひけをとらない山の恵みのすばらしさを発信していきたい」。長野県旅館ホテル組合会の久保田茂登会長は「大河ドラマ真田丸で来訪いただくお客さまにも、食のおもてなしをしっかりとやりたい」と、山ごはんの普及に意欲を見せていた。