アルペンW杯をアピール 湯沢町、東京で感謝の集い/新潟
新潟県の湯沢町と湯沢町観光協会は12月1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で「ありがとう湯沢・感謝の集い」を開いた。メディアや旅行会社、新潟県人会の人たちを招いて、1年間の湯沢への来訪やサポートに感謝を示す毎年恒例の集いだが、今回は、2月13、14日の2日間、湯沢町の苗場スキー場で開催する「FISアルペンスキーワールドカップ2016湯沢苗場大会」のアピールに力が入った。日本でアルペンスキーのワールドカップが開かれるのは06年に長野県志賀高原で開かれて以来10年ぶり。苗場スキー場での開催は41年ぶりとなる。男子大回転と回転競技が行われる。ヨーロッパでアルペンスキーはサッカーや自転車レースなどと並ぶ人気スポーツで、各会場の盛り上がりは「白いサーカス」と称される。
主催者を代表してあいさつした全日本スキー連盟の北野貴裕会長は「連盟として悲願の開催。世界最高レベルのパフォーマンスに期待してほしい」。
湯沢町の田村正幸町長は「かつて湯沢町には年間800万人がスキーに訪れた。スキーの力でもう一度地域経済を活性化したい。また、湯沢の子どもたちにワールドカップの華やかさを見せ、明日の湯沢を担う子どもたちを育成したい」と開催意義を強調した。
湯沢町出身で06年トリノオリンピックのアルペン回転競技で4位に入賞した皆川賢太郎さんは「物心ついたときから、アルペンレーサーとしてオリンピックに出場することが目標でした。今回のワールドカップ開催を湯沢町の、そして日本スキー界のレガシーとして残し、日本のアルペンスキーの次のステージに向かっていきたい」と話した。
W杯大会役員が勢ぞろい