松山城と華の融合美―假屋崎さん作品で彩る 12月に「華のおもてなし」/愛媛
愛媛県松山市では国の重要文化財である松山城で、日本を代表する華道家・假屋崎省吾さんとのコラボレーションイベント「華道家の假屋崎省吾の世界―華のおもてなしin松山城」を実施する。期間は12月8日から25日まで(16日は休業)。「おもてなし」シリーズで観光需要喚起 松山市
同イベントは、假屋崎さんが花と建築物をコラボレートする個展「歴史的建築物にいける」シリーズとして位置づけ、假屋崎さんが城と華との融合美をどのように創作するのか期待がかかる。
「華のおもてなしin松山城」のチラシ
同市では情報発信力の強いイベントの開催で、観光の閑散期にあたる12月の観光需要の掘り起こしを図る考え。また、花に関する伝統の継承や文化の振興、花を通じての心の豊かさ、命の大切さを感じたりする「花育」を普及させる狙いもある。
歴史を彩る假屋崎さんの作品(イメージ)
会場は松山城天守内と本丸広場で、開催時間は9時―16時30分(天守最終入場は16時)。入場料は天守観覧券大人510円。ロープウェイ・リフト往復券は大人510円。
広島県の旅行会社では、同イベントと現在道後温泉で展開中のアートイベント「蜷川実花×道後温泉 DOGO ART2015」をセットにしたツアーを造成している。
今夏、松山市では松山城を夜景スポットとして売り出すライトアップイベント「光のおもてなしin松山」を展開。光のトンネルや花畑などの14セットのオブジェが松山城の夜を彩った。
今回の「華のおもてなし」は夏の「光のおもてなし」に続く第2弾で、松山城を活用して多くの観光客をもてなそうというもの。今後も松山市では「おもてなし」シリーズを続け、多くの観光客に松山の魅力を訴えていく方針だ。