JTBとジャルパックが初の1位 JCSI顧客満足度調査
サービス産業生産性協議会がこのほど発表した2015年度の「JCSI(日本版顧客満足度指数)」第4回調査結果で、旅行業種でJTBとジャルパックが初の顧客満足1位を獲得した。旅行業種の顧客満足はJTBとジャルパックが77.3で同点1位。JTBは顧客期待、知覚品質、推奨意向でも1位で、顧客満足が77.1で3位のANAセールスはロイヤルティでトップだった。4位はじゃらんnetで76.1、5位は近畿日本ツーリストで75.9だった。
国際航空業種ではJALが初めて顧客満足1位を獲得(75.1)。ロイヤルティでも3年連続1位となった。顧客満足2位はシンガポール航空で74.9、3位はANAで74.8。
国内長距離交通は「国内航空」と「新幹線」を合せた全体の顧客満足は、スターフライヤーが77.1で6年連続の1位に。2位は九州新幹線の75.8、3位はANA国内線と東海道新幹線の74.2だった。
JCSI調査は、総計12万人以上の回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査で、2009年にスタート。今年度は年6回実施し、年間約300業種、約400企業・ブランドを太陽としている。今回の調査では先述の3業種に加え、スーパーマーケット、衣料品店、サービスステーション、教育サービスの全7業種を対象に、89企業・ブランドの満足度を発表している。8月21日―9月15日にインターネットを使って調査を行った。