植物版「ノアの箱舟」から種子を移送 シリア内戦で研究頓挫
世界各地の農作物の種子を集め、絶滅の危機に備えて保管している北極圏の貯蔵庫から、このほど初めて本格的なサンプルの取り出しが行われた。穀物の品種開発に取り組んでいたシリアの研究施設が戦火にさらされ、場所を移して研究をやり直すことになったためだ。
植物版「ノアの箱舟」ともいえる「スバルバール世界種子貯蔵庫」は2008年に北極圏の山腹に開設され、ノルウェー政府が運営にあたってきた。将来起こり得る地球...
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