グランプリはリクルート「マジ☆部」 観光庁「若旅」表彰
観光庁は9月16日、若年層の旅行振興への取り組みを顕彰する「若者旅行を応援する取組表彰」の受賞取り組みを決定した。グランプリにあたる観光庁長官賞にはリクルートライフスタイルの若者行動支援プラットフォーム「マジ☆部」が選ばれた。同表彰は今回で3回目。同庁では「今しかできない旅がある」をキャッチフレーズに若者の旅行促進を図る活動を展開しており、表彰はそれを具現化させたもの。今回は28件の応募があった。
観光庁長官賞のリクルートライフスタイル「マジ☆部」は、スノーアクティビティや温泉入浴など低迷する産業や地域への影響が大きい分野について、若者を対象に無料でサービスを提供することで需要を喚起しようというもの。各地のスキー場のリフトが無料で利用できる「雪マジ!」は大きな話題を呼んだ。
審査委員会は、先進性とこれまでの実績を評価。将来のリピーターとなる若者に無料というわかりやすい企画で旅行需要を喚起し、旅への興味と動機付けにつながることへの期待も高評価につながった。
奨励賞はリクルート北海道じゃらん「旅プロデュース部in nittan」とTABIPPO「若者が旅する文化を創るトラベルコミュニティプラットフォーム」、日本学生観光連盟「観光系大学生による『若者旅行の機会創造』のための総合的取り組み」が受賞。そのほか、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、九州各ブロック賞も選ばれた。
表彰式は9月25日に東京ビックサイトで開かれる「ツーリズムEXPOジャパン2015」のジャパンステージで行われた。