転じて"福"を呼ぶ(3) 熊本県阿蘇地域―噴火の影響は限定的
9月14日の中岳の噴火で、噴火警戒レベルが「3」の入山規制に引き上げられた阿蘇山。中岳噴火口からおおむね2キロ以内は、噴石などが飛散する恐れがあるため立入禁止となっているが、草千里駐車場までは通行可能など、主要観光スポットに直接的な規制や被害はない。観光面は問題なし 世界ジオ1周年イベントへ
現在、立ち入りが制限されているのは、中岳噴火口へ直接アプローチする阿蘇山ロープウェー阿蘇山西駅周辺の阿蘇スーパーリング、中岳や高岳などの登山道のみ。阿蘇火山博物館や草千里ヶ浜などは問題なく観光できる。
また、内牧温泉や南阿蘇温泉郷などの旅館ホテルも通常通り営業しているほか、山麓の観光施設阿蘇ファームランドも営業し、阿蘇神社などもいつもと変わらず参拝、観光することができる。
地元観光関係者は、噴火の影響は限定的で状況は落ち着いているとし、世界ジオパーク認定1周年に伴い様々な記念イベントを開催している阿蘇地域への来訪を促す。
中岳噴火口を除けばいつもの阿蘇
(トラベルニュースat 15年9月25日号)
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