花やひなまつりで女子旅づくり 滋賀県東近江地域
滋賀県から東近江観光振興協議会の皆さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、2市2町で取り組み始めた「女子旅」づくり、雛めぐりなどのイベントを紹介した。東近江地域は、湖東三山の一つ百済寺をはじめとする寺社仏閣、近江商人の屋敷が並ぶ古い町並みなど歴史的な資源が点在する。これまで中高年者が目立つエリアだが、地域の資源を見直すことで若い女性をターゲットにできないか検討を始めた。
その第一弾が10月上旬に行う旅行会社が対象の現地案内会。ドライフラワーの花工房体験ができる道の駅・あいとうマーガレットステーション(東おうみ市)、150種1万2千本の日野ダリア園(日野町)、チーズやバターづくり体験が楽しめる古株牧場(竜王町)、今年4月に日本遺産に指定された沖島(近江八幡市)などを女性も楽しめるスポットとして旅行商品化を促す。
日野観光協会の北浦浩子さんは、来年2月14日―3月13日に行う「日野ひなまつり紀行」について「140―150軒で雛人形を公開します。桟敷窓から見る独特なものです」。日野町商工観光課の中村一真さんは「近江商人のまちの散策と一緒に楽しめます」。
東近江市観光協会の平田真弓さんも来年2月1日―3月29日の「商家に伝わるひな人形めぐり」をアピール。「にんげん雛など見どころが多く、60代以上の女性を中心に何度もリピートしていただいています。若い女性にもぜひ来てほしい」。
近江八幡観光物産協会の林昌代さんは「沖島では今年8月から、地元の方が案内する遊覧船も始まりました。沖島時間を体験しにぜひお越しください。10月25日には安土城で初めて琵琶のコンサートも開かれます」。
竜王町観光協会の辻真理さんは「中山道を案内するガイドを始めました。町の野菜とチーズを味わう食の魅力も訴えていきたい」。
東近江観光振興協議会の井上和也さんは「4市町の観光スポットを1カ所ずつ回り、ホテルペア宿泊券や近江牛が当たるスタンプラリーも行っています。東近江地域に注目ください」。
滋賀県東近江地域の皆さん