ランドセル商戦最盛期 品切れ商品も
かつて赤と黒が定番だったランドセルが、金色や銀色と多彩になり、「飛騨牛」を素材にした高級品も登場した。商戦の最盛期は、孫や祖父母が集う夏休みにまで早まっている。人気は中国など海外にも広がる。最新のランドセル事情を探った。 名古屋三越栄店(名古屋市中区)の売り場。複数のランドセルに「残り1本」と、品薄を示すシールが張られている。皇室ご愛用の老舗「大峡製鞄(おおばせいほう)」(東京都足立区)のカタログも売り切れを示す手書きの黒い「×」だらけで、店員が頭を下げている。来春入学する娘と訪れた名古屋市北区の主婦(42)は「下見のつもりが、どんどん売り切れてしまうので焦る」と不安げだ。