上野でライチョウのひな死ぬ
絶滅が心配されている国の特別天然記念物ライチョウのひなの人工飼育に取り組む上野動物園は27日、雄1羽が26日に死んだのに続き、別の雄1羽も死んだと発表した。6月に孵化(ふか)した5羽のうち、残る雄1羽と雌2羽に異常はないという。同園によると、2羽目は27日午前7時ごろ、死んでいるのが見つかった。体重は340グラム。解剖の結果、心臓、腎臓、肺の数カ所に少量の出血があったが、伝染病とみられる所見は見つからず、死因は不明という。今後、細菌検査などを実施して調べる。