米GDP、大幅上方改定 4~6月
【ワシントン時事】米商務省が27日発表した2015年4~6月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.7%増となった。輸入が下方修正される一方、設備投資や個人消費などは上方修正され、全体では速報値の2.3%増から大幅な上方改定となった。 米景気の堅調な回復傾向が改めて示されており、連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げを後押しする内容といえる。ただ最近の世界の金融市場の混乱などが米経済に悪影響を及ぼす恐れがあるとの指摘もあり、FRBは9月16、17両日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げが可能かどうか慎重に見極める見通しだ。