旅行先として注目度が上昇 ネット検索で全国第1位に/和歌山県
和歌山県の注目度が上昇している。インターネット検索サイト・google(グーグル)で"夏休み×旅行関連"検索ランキングの伸び率1位になり、楽天トラベルが発表したシルバーウィークの人気急上昇ランキングでも1位に輝いた。グーグルが発表した2015年夏に向けた旅行検索キーワード。4月1日から6月30日の期間に調査した。和歌山県がトップになったのは、夏休みと一緒に検索する観光地の伸び率。「夏休み 和歌山」は前年同期比243%増と大幅に増えた。高野山の開創1200年記念大法会などが検索増加を後押ししたものとみられている。2位は、北陸新幹線が開通した金沢・北陸で同193%増だった。
楽天トラベルの2015年シルバーウィーク人気急上昇エリアでも和歌山県は前年同期比615.8%増と全国第1位。2位の滋賀県同527.3%増を大きく引き離した。楽天トラベルでは、高野山開創イヤー、アドベンチャーワールドの双子のジャイアントパンダ、パワースポットや宿坊体験などの女子旅が注目を集めたとしている。同社の調査で和歌山県は、今年春の人気急上昇エリアランキングで全国2位、ゴールデンウィーク行き先ランキングで全国6位になるなど好調が続いている。
和歌山県では、昨年秋に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録10周年を迎えJRグループとデスティネーションキャンペーンを実施したことなどプロモーション強化が奏功したと分析。今後も、来年放送予定のNHK大河ドラマ「真田丸」などが控えていることから「本県の魅力を効果的に発信していきたい」としている。