新幹線開業で観光協力 北陸と京阪神の商工会議所が連携会議設置
北陸と京阪神の6商工会議所は観光振興をはじめ幅広くビジネス交流を進めるため、「北陸・関西連携会議」を設置する。北陸新幹線開業を機に広域観光ルートの策定や同新幹線の大阪延伸へのPRを展開し、地域間連携の進展を図りたい考えだ。同会議は北陸から金沢、富山、福井、関西から京都、神戸、大阪の各商工会議所が参加。北陸新幹線が開業した3月に関西側から北陸側へ働きかけ、このほど設置に合意した。秋には各商工会議所の会頭が参加して第1回会合を開催する予定で、観光・経済面での連携などを話し合う。
同会議ではインバウンド客を誘致するための広域観光ルートの策定や国内の観光客に向けた相互プロモーションなど観光振興事業、各商工会議所主催の販路開拓商談会などへの会員企業の相互参加などビジネス交流事業をメーンに事業展開する。両地域の交流を促進させるインフラとして北陸新幹線の早期の大阪延伸に関しては共同提言をまとめ、国や自治体などに建議する。
今後、北陸・関西エリア内の他の商工会議所への参画呼びかけや、JR西日本の「関西・北陸交流会」との連携も視野に入れている。