戦後70年、国境を越えてつないだ「人間尊重」の思い
第2次世界大戦末期の昭和20(1945)年4月2日、日本本土を爆撃中の米軍機B29が、対空砲火によって東京郊外に墜落した。地元に住んでいた当時16歳の小俣光明さんは、父とともに乗組員の米兵11人の遺体を探し出し、丁重に埋葬した。
これらの兵士の家族に連絡を取り、供養をさせてあげたいという父の願いを受け継いだ小俣さんは、その後の人生をかけて米国各地にいる遺族の所在を突き止め、日本への訪問を実現さ...
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