「感動も大盛」　東京都、伊豆大島の旅支援

東京都は７月６―19日まで、ＪＲ山手線車内で「感動も大盛」と伊豆大島の観光をＰＲする映像を流すなど、夏休みの大島旅行をアピールした。伊豆大島では２０１３年10月に大規模な土石流が発生し、多数の死傷者が出るなど大きな被害を受け、観光も低迷。14年の年間観光客数は約17万人で、回復基調だが災害前の約18万人までは届かない。そのため都では伊豆大島の観光復興を後押ししようと、広報活動に加え旅行会社を利用した大島旅行の割引や、個人が大島で宿泊施設を利用する際に宿泊料金を割り引く支援プランも継続している。 東京都が行っている支援プランは旅行会社でパッケージ商品や手配旅行を購入する場合と、個人で伊豆大島を訪れる旅行者に向けた２本立て。 旅行商品については、都が指定した旅行会社で伊豆大島への旅行商品を購入すると、船舶利用で１人あたり１泊２日プランで６千円、航空機利用で同８千円を割り引く。都では75の旅行会社が販売する伊豆大島旅行を対象にしている。 支援の対象期間は２０１６年３月31日まで。 個人旅行者向けは、伊豆大島のホテル、旅館、民宿の宿泊費用を１人あたり１泊につき３千円を割り引く。１回の旅行で２泊までを対象とする。大島観光協会で宿泊割引券を入手し利用する。現地の宿泊施設で支払うことが条件で、インターネット決済や旅行商品の利用は対象としない。 割引期間は16年３月31日まで。