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熊本の名湯に歴史情緒求めて 熊本県山鹿温泉・人吉温泉

熊本の名湯に歴史情緒求めて 熊本県山鹿温泉・人吉温泉
熊本県から、山鹿温泉・清流荘の平井英智さんと人吉温泉・清流山水花あゆの里の有村知洋さんがこのほど、トラベルニュース社を訪れ、それぞれ目的地として選ばれることを目指す取り組みを紹介した。熊本県は阿蘇―熊本市―天草が観光のゴールデンルート。山鹿、人吉ともにルートからは外れるが、2人そろって「来てもらったら喜んでいただけます」。 県北部の山鹿温泉は1千年以上の歴史を持つ温泉地で、豊前街道には明治期の繁栄を今に伝える芝居小屋「八千代座」や創業150年以上の町屋商店街などが残る。2012年に再建した立ち寄り湯さくら湯もあり、まち歩きを楽しむツアーも設定。毎年8月15、16日に行われる「山鹿灯籠まつり」は20万人前後の人出でにぎわう。 平井さんは「八千代座での灯籠娘の踊りの観覧と商店街で使える商品券を9月からセット販売する予定です。旅行会社には手数料も設定します。まちの賑わいをつくり、若い人の仕事を増やし、灯籠娘をあこがれの仕事にしたい」と意気込む。 日本三大急流の一つ球磨川沿いにある人吉温泉。文化財として県内唯一の国宝・青井阿蘇神社をはじめ旧城下町の情緒が味わえる。人吉球磨地域は鎌倉時代から明治までの約700年に渡り相良氏が治めた全国的に珍しい地域。今年4月には「相良700年が生んだ保守と進取の文化」が持つストーリーが日本遺産に認定された。 有村さんは「日本遺産認定を機に、独特な形で栄えた地域を盛り上げようと取り組みが始まりました。『日本遺産』という球磨焼酎もできます」と話し、司馬遼太郎が日本でもっとも豊かな隠れ里と称した人吉球磨地域への来訪を呼びかけた。 熊本県山鹿温泉・人吉温泉の皆さん
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