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文化庁、「日本遺産」18件を認定 四国遍路や三朝町など

文化庁、「日本遺産」18件を認定 四国遍路や三朝町など
文化庁は4月24日、各地の歴史文化を物語る文化財をストーリー性に応じてまとめ認定する「日本遺産」18件を選んだ。地域活性化、観光振興につなげようと立ち上げた新事業で、認定された各地では喜びと今後に期待する声が上がっている。日本遺産は、各地の歴史的建造物や景観、伝統芸能、祭事など地域の特色を色濃く反映する有形・無形の文化財を構成文化財として一括りにし、その価値、魅力を伝えるストーリーを認定するもの。単なる文化財としてだけでなく物語性を評価することで地域の魅力をわかりやすく国内外に伝えることを重視している。訪日客への日本の魅力発信強化、観光振興をバックアップするものとして地域の期待も大きく、今後も年1回程度の認定を進め、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年までに100件程度まで増やしたい考えだ。 第1弾となる今回は40都府県の自治体から申請があった80件から18件を認定。四国4県合同での「四国遍路」、福岡県太宰府市「古代日本の『西の都』」、鳥取県三朝町「六根清浄と六感治癒の地」、兵庫県篠山市「丹波篠山デカンショ節」など各地固有の文化が鮮明なものが並ぶ。 エリア別では茨城、栃木、岡山、大分の4県にまたがる「近世日本の教育遺産群」、群馬県「かかあ天下―ぐんまの絹物語」のほかは北陸3件、東海(岐阜、三重)2件、近畿4件、中国3件、四国1件、九州3件と大半が西日本エリアだった。
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