「吉良かん」開業 ドルフィンワークスが経営支援し再出発/愛知
海栄RYOKANSのドルフィン・ワークス(渡邉琢磨社長)は昨年12月、愛知県の三河・吉良温泉の吉良観光ホテルを運営する吉良観光開発を経営支援。5月3日から「吉良かん」と名称を改めてオープンする。リスタートに伴い、三河国幡豆町の名君であり文化人だった吉良上野介にちなんだ「おもてなし」を重視した宿づくりを行う。
正面入口には上野介が朝廷から下された官位「従四位」の正装の狩衣と奥方の衣装(打掛)を展示する。
客室「吉良の間」は目前に梶島が見えるツインのベッドルームで、壁面に版画家・斎藤吾朗さんの「人生劇場」を展示。映画「忠臣蔵」のDVDも備える。
茶人でもあった上野介にちなみ、宿泊客が西尾特産の抹茶を石臼で引く抹茶づくり体験も行う。
このほか「吉良さん会席」と名づけた料理や、長袴の浅野内匠頭に扮して撮影できる「松の廊下でなりきり記念撮影」もある。