おごと温泉雄山荘の「びっくり麩」が食料産業局長賞を受賞 ふる里食品コンクール/滋賀
滋賀県おごと温泉の雄山荘で朝食に出される「びっくり麩」がこのほど、地域活性化への貢献につながる食品を表彰する今年度の「優良ふる里食品中央コンクール」の国産農林産品利用部門で農林水産省食料産業局長賞を受賞した。同コンクールは、地域の食品「ふるさと食品」の品質向上などを目的に、一般財団法人食品産業センターの主催で年1回開催。国産農林産品利用部門と新技術開発、新製品開発、国産畜水産品利用の4部門があり、各部門ごとに農林水産大臣賞1点と食料産業局長3点以内を選出する。
雄山荘の「びっくり麩」は、同館総料理長と地元の麩生産販売業者「いとぐ」が共同で開発。滋賀県産の小麦粉を使用し、これを低温で焼き上げたもので、同館では朝食の吸い物の具として活用しており、ダシを吸い込んだ麩のぷるぷるとした食感が好評を得ている。
今回エントリーした国産農林産品利用部門はふるさと食品の製造や加工を通じ、地域の農林産物を用いるなど地域活性化に貢献したものが評価される部門。