光放つ宮城へ(3) 石巻線が3月全通、女川が「まち開き」
石巻市と女川町を結ぶJR石巻線の浦宿―女川間2.3キロが3月21日、運転を再開する。東日本大震災で被災して4年を経て、いよいよ同線が全線復旧。女川駅の開業で「新しい女川」に大きく前進する。女川駅に温浴施設 「復幸祭」も
新しい女川駅は震災前より内陸側へ約200メートル移動し、約7メートル底上げした土台の上に建設されている。1階は改札、1階の一部と2階は温浴施設、3階は展望フロア。外観はウミネコが羽ばたく姿をイメージした大屋根が特徴で、画家の千住博さんとアートディレクターの水戸岡鋭治さんによるタイルアートも配され、女川復興の象徴となる施設に生まれ変わる。
2階に入居する町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」は翌22日にオープン。駅周辺には駅前広場のほか、会議室などを備える「フューチャーセンター」も同28日に開業する。今春には水産業体験館「あがいんステーション」、今秋に交流拠点「地域交流センター」とテナント型商店街、来秋には物産センターのオープンも予定しており、まちづくりが加速していく。
運転再開当日には記念式典で新しいまち開きを宣言。同22日には「女川復幸祭」を開き、まちの復興を内外へ発信する。
洗心庵【宮城/松島】
新富亭【宮城/松島】
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