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厄介ものがオンリーワン 高橋大さん(秋田県横手市長)

厄介ものがオンリーワン 高橋大さん(秋田県横手市長)
「厄介ものの雪を逆手にとって売り出しています」雪を生かして集客図る 毎年1メートルを超える雪に閉ざされる秋田県横手市。除雪にかかる費用負担は市、住民にとって小さくない。「だけど冬、雪こそ横手市の魅力なんです」と高橋大市長は力説する。 1月10―12日、大阪府岸和田市のショッピングセンターで「出前かまくら」PR事業を実施(「かまくら、なまはげ-冬の秋田アピール 大阪でイベント」参照)。事業はこれまで首都圏や京阪神など100カ所以上で行ってきた。 かまくらは横手市発祥。400年以上の歴史を持つ。約100基のかまくらが並ぶ雪まつりは毎年2月15―16日の夜に開かれる。例年30万人が訪れる横手市きっての集客イベントだ。 「静まりかえった中にローソクを灯した幻想的なかまくらが並びます。地元の小学生たちが焼いた餅や甘酒を振る舞います。一転、16―17日には男衆による勇壮な神事『梵天』も行われます」 秋田県横手市高橋大市長 昨年からは雪かきの世界大会、市内最深部の集落では灯篭で雪道を飾るイベントも行われ、横手全体で雪を売り出す気運が高まる。 「雪で差別化を図り、雪を生かしたオンリーワンの横手をインバウンド、教育旅行の対象としてもアピールしていきます」。
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