「三越伊勢丹旅行」を設立 事業開始は7月
三越伊勢丹ホールディングス(大西洋社長)は1月20日、旅行事業を強化するため旅行会社「三越伊勢丹旅行」を設立した。事業開始は7月1日を予定している。1月9日に発表したソリューション事業「次世代型ヘルスケアモール」の展開において高付加価値な旅行事業は消費者の期待が高いと判断。シニア世代、訪日旅行市場の拡大や、人材育成やグループ全体への波及効果かなど旅行子会社設立のメリットも背景に、収益拡大策の1つとして旅行会社設立を決めた。
新会社の母体は現在の三越伊勢丹旅行営業部。豪華列車チャーターによる海外旅行や、芸術家の工房を訪ねる国内旅行など、現在展開している高付加価値・高価格帯旅行商品の企画・販売を強化する。具体的には強みであるオリジナルラグジュアリーバスを核として商品展開などで他社との差別化を図り、訪日客も含めた国内旅行の進展を図る。
新会社は資本金5千万円、資本準備金5千万円。2015年度の売上目標は75億円。
なお、新会社の設立に伴い、JTB子会社のJTB伊勢丹トラベルは6月30日で清算する。三越伊勢丹旅行営業所ではJTB商品の販売は継続する。