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年に一度の大集会 旅行作家の会

年に一度の大集会 旅行作家の会
旅行作家の会(野口冬人代表)の年に一度の大集会がこのほど、東京・池袋のホテルメトロポリタンで開かれ、60人が出席した。大集会は2年ぶり28回目の開催。オフィスアトランダムの松坂健さんが「私の日本旅館原論」を演題に講演。「2020年の東京オリンピック開催に向けてインバウンドの誘致に湧くが、怖いのは21年。オリンピック後の経営を重視すべき」「流れに乗ってこの6年間でしっかりお金を貯めて21年に設備投資をするぐらいの考えの方がいい」。 「エンターテインメントではなくホスピタリティを。もう『仕掛け』は十分」「サイトシーイングではなくサイトフィーリングへ。『見る』ではなく『感じる』旅を」。 また「旅の魅惑はミステリーなこと。結末がわからないからいい。今の旅はミステリー感がなくなっている。予定されたものを体験してもおもしろくない。そういった意味では旅館は情報公開よりも情報非公開を」と呼びかけた。 続いて、長野県・戸倉上山田温泉の旅の宿滝の湯の武井功さんが地域で取り組む「着地型観光としてのナイトツアー」について報告。 「16年前に旅館組合青年部を主体に長野自動車道の姥捨サービスエリアから見る夜景を『姥捨夜景ツアー』として始めました。6年前に千曲市観光協会に移管しましたが、今年はJR東海のツアーにも採用され毎日実施し9―11月のうち9月だけで500人が参加。11月までに1700人を達成しました」と話し、今後も利用客が伸びる見込みだと話した。 この日、野口代表は欠席だった。代わりにあいさつした旅行作家の竹村節子さんは「当人はこの日を楽しみにしていましたが数日前に体調を崩し残念ながら欠席となりました。一週間ほどで退院できるので安心してください」と話した。 このあと茶谷昌史さん(京都・茶六別館)の開会のあいさつで懇親会がスタートし、参加者は2年ぶりの懇親を深めた。
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