全旅連青年部、京都で全国大会 次期へ方針継承
全旅連青年部(1400部員、山口敦史部長=山形県天童温泉・ほほえみの宿滝の湯)の第22回全国大会が10月8日、京都市左京区の京都市勧業館みやこめっせで開かれた。全国から青年部員約850人が参加。各地の青年部活動を顕彰する全国大会アワードの表彰式のほか、次期部長に内定している桑田雅之さん(長野県菅平高原・菅平高原温泉ホテル)が所信を表明した。全国大会は2年に一度行われ、今回は「みんなが主役・大人の修学旅行」がテーマ。記念式典をはじめ2年間の委員会活動成果を発表する分科会、旅館と異業種とのマッチングを促すブース出展、「京都を五感で楽しむ」(山本卓治・大会実行委員長)懇親会など多彩な内容。
「頼んだぞ」。山口部長(右)と握手する桑田次期部長
式典であいさつした山口部長は「維新伝心をスローガンに、今期は政策的な提言や流通対策、海外への旅館文化の発信、若手経営者の育成などに取り組み、各委員会が具現化してくれました」。
来賓からは、全旅連の佐藤信幸会長が「青年部は全旅連にとって宝」。京都市の門川大作市長は「明るい未来へ至る道を切り開くため青年部が果たす役割は大きい」。京都府の山下晃正副知事も青年部にエールを送った。
次期部長に選任された桑田さんは、政策的課題への対応や若手経営者の育成など山口部長の方針の継承を表明し、特にインバウンドへ意欲を示した。「海外の人たちに旅館をアピールするため、OECDウイークやジャパンエキスポに有志で参加しました。有志を募ってでも行動することが大切だと山口さんから学びました」「1人の青年部員が青年部のために、青年部が1人の部員のためにONE FOR ALL、ALL FOR ONEの精神で取り組みたい」とし、来春からの2年間へ所信を述べた。