被災地復興へ応援ツアー ANTA、記者会見で発表(3)
一方、東アジア圏との相互観光交流はANTAが一貫して取り組んできた分野。今年は韓国で開催中の「2012麗水(ヨス)世界博覧会」と、日中国交正常化40周年を記念した観光交流に力を入れている。日中国交40周年では8月に2千人訪中団
このうち麗水世界博には5月12日の開幕式に二階・ANTA会長が出席。同月には全旅が熊本発のチャータークルーズを主催し、二階会長ほかANTA会員など342人が参加した。
二階・ANTA会長は麗水世界博について、「愛知、上海、麗水と東アジアで連続して開催されることの意義は極めて大きい」と位置付けたうえで、「日本が麗水の成功に協力することが大事」だと指摘した。
また、日中国交正常化40周年記念事業では日本観光振興協会や日本旅行業協会とも協力し、8月に「弘法大師・空海を偲ぶ 西安の旅」で2千人規模の訪中団を予定する。空海が真言密教を学んだ西安市の青龍寺で法要を行うほか、40周年を祝うイベントに参加する。
ANTAでは、これまでも日中国交正常化を記念する周年事業で、2002年の30周年で1万3千人の訪中団を実現、07年には35周年で3万人規模の日中双方向交流事業を成功させている。
(トラベルニュースat 12年6月25日号)
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