6カ月連続で100万人超え 8月の訪日外客
日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比22.4%増の111万人だった。6カ月連続の100万人超えで、8月単月の過去最高だった昨年を20万3千人上回った。JNTOは好調の要因に、夏の旅行期に向けた訪日プロモーションが奏功したほか、航空座席の供給量増や大型クルーズ船の寄港を挙げている。
市場別では中国、香港、台湾、タイ、ベトナム、インド、米国、カナダ、フランス、ドイツが8月の過去最高を記録した。
なかでも中国は大型クルーズ船の寄港や、北海道や沖縄、新潟へのチャーター便就航もあり、同56.5%増の25万4千人とトップクラスの伸び率に。8月までの累計ですでに年間の過去最高を更新した。韓国は同16.7%増の25万1千人で2カ月連続で増加した。
今年1―8月の累計は863万8千人。過去最高の1036万人を記録した昨年を25.8%上回っており、このまま推移すると1300万人台に達する。