【論壇時評】9月号 正念場迎えたアベノミクス 論説委員・井伊重之
17年ぶりとなる消費税増税が実施された直後の今年4~6月期の国内総生産(GDP)は、その前の3カ月に比べて実質年率で6.8%減と大きなマイナスを記録した。これは東日本大震災に直撃された平成23年1~3月期にほぼ匹敵する減少幅だ。「5%程度」とみていた政府の当初の楽観的な想定は裏切られた。
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