【書評】山田文比古・東京外国語大教授が読む『フランス人の不思議な頭の中』(山口昌子著)
「ふらんすへ行きたしと思へどもふらんすはあまりに遠し」と、萩原朔太郎がフランスを偲(しの)んだ時代も今は昔。成田から飛行機に乗れば、あっという間にパリに着く。しかし、こうして近い関係になった割には、日本におけるフランスのイメージは、昔からほとんど変わっていない。
日本の旅行をもっと面白くする