【書評】『狂喜の読み屋』都甲幸治著
米文学の翻訳で知られる当代きっての読み巧者が、読書の喜びを説いたブックガイド。紹介されるのは、トマス・ピンチョンら海外の現代作家から、伊坂幸太郎、筒井康隆、そして古典まで多彩。〈戦争の記憶〉に着目し『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に新たな光を当てるJ・D・サリンジャーの評伝はとりわけ興味深い。
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