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開村50周年で名電1号形を特別展示 博物館明治村/愛知

開村50周年で名電1号形を特別展示 博物館明治村/愛知
愛知県犬山市の博物館明治村は来年3月に開村50周年を迎える。記念事業の第1弾、名電1号形の特別展示が6月末から始まった。今後も様々な記念イベントが予定されている。明治村は、明治期の建築物を保存展示する野外博物館として1965年3月18日に開村した。国の重要文化財に指定されている聖ヨハネ教会堂や西郷従道邸、帝国ホテル中央玄関などのほか、明治後半に製造された京都市電や明治初期に英国から輸入された蒸気機関車12号は動態保存されている。 6月28日から特別展示されている名電1号は、1907年まで名古屋電気鉄道の市電として運転し、その後は札幌市の市電として1936年ごろまで活躍した。現在は札幌市の交通資料館で保存され、今回の特別展示で明治村が借り受けた。今年の名鉄創業120周年も記念し、車両展示に合わせて名電1号里帰り企画第1弾として11月末までは名古屋市と札幌市を紹介するコーナーも設けている。名電1号は2020年3月まで明治村で公開される。 また、重要文化財の呉服座も今年が誕生120年に当たる。もともと大阪府池田市にあった芝居小屋で、江戸時代の芝居小屋の建築様式を残す数少ない建築物。明治村には1971年に移築した。 さらに7月19―21日には、世界文化遺産に登録された富岡製糸場で実際に使われていたブリューナエンジン特別動態展示も行われる。 明治村を案内する名鉄大阪センターの高瀬健一さんは「来年3月の開村50周年に向け、様々なイベントを予定しています。ぜひお越しください」。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」のロケが明治村で行われ、ロケ地マップを作成していることも紹介した。 明治村の入村料金は大人1700円、シニア・大学生1300円、高校生2千円、中学生1700円、小学生1300円。
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