福島へ、一人称のノンフィクション 岡映里さん「境界の町で」
「本文を書いたあと、プロローグを足したら、自分の中で書きたかったことがはっきりしてきました。震災について書くことは結局、人について書くことだったんだって」 岡映里さんのデビュー作『境界の町で』(リトルモア・本体1600円+税)は震災後の福島を描くドキュメンタリーでありつつ、文体や表現法が私小説的で、なんともジャンル分けが難しい作品だ。
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