【美の扉】何かが起こる 胸騒ぎの光景 「ヴァロットン-冷たい炎の画家」三菱一号館美術館
何かが起こりそうな気配に満ちている。スイスに生まれ、19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活躍した画家、フェリックス・ヴァロットン。その絵は時に、サスペンス映画のワンシーンを思わせる。パリ、アムステルダムで好評を得た国際巡回展「ヴァロットン-冷たい炎の画家」がいま、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開かれている。油彩約60点、版画約60点による日本初の回顧展だ。
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