【正論】比較文化史家、東京大学名誉教授 平川祐弘
天安門事件の後、私は北京で教えながら同時に学生となって中国語を勉強した。妻のクラスでは留学生の投票で妻が年長者ゆえか優秀学生に選ばれた。すると先生方は隣のクラスで私が落選しては面子(めんつ)にかかわる、当人はその同じ大学で日本語を教える外国人教授でもある、と心配したらしい。
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