「信越自然郷」誕生(2) 新幹線駅開業見据え目的地化目指す
北陸新幹線飯山駅は長野駅から10分ほどの近さ。当然、課題はどうやって飯山駅を目的地に選んでもらい下車してもらうのか。新駅が開業する飯山市を含む周辺の9市町村(長野県の中野市、山ノ内町、信濃町、飯綱町、木島平村、野沢温泉村、栄村と新潟県妙高市)が選んだ道が広域観光連携だった。山岳高原観光を推進 県の重点支援地域に
今回の発表会は旅行会社や航空会社30社を招いての視察ツアーも兼ねていて、信越自然郷として知名度アップと、ここに来ると何ができるかを具体的に披露し、体験してもらった。
発表会でプレゼンテーターを務めたのは阿部長野県知事。加熱する国際観光のなか、長野県は今年、長野県を世界水準の山岳高原観光地にするとした目標を設定し、国内外へアピールしていく方針を打ち出したばかり。7月4日を「信州山の日」に制定したほか、信越自然郷を白馬エリア、木曽エリアとともに、3つの重点支援地域に指定しており、阿部知事のプレゼンにも力が入る。
各市町村の首長が発表会で魅力をアピール
「信越自然郷はスノーとアウトドア・アクティビティの宝庫。4シーズン、手ぶらでアクティビティが楽しめるエリアの構築を県としても支援していきます。長野モビリティの実現でも先頭を走ってもらいたい」
域内に40を超えるスキー場や、全長80キロの信越トレイルがあることを強くアピールし、旅行商品化を訴えた。
(トラベルニュースat 14年5月10日号)
→「信越自然郷」誕生(3) 自然アクティビティの宝庫に続く
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