西日本の話題性を宿泊券増売に連動 日旅連関西支部連
日本旅行協定旅館ホテル連盟関西支部連合会(田岡茂会長=城崎温泉・心の宿三國屋)はこのほど、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で2014年度理事会総会を開いた。田岡会長は「昨年の総会で会長に就任し、重責を感じた1年間だった」と前置きし、初めて台湾で開催された日旅フェスティバルへの参加や大阪で開いた京阪神日旅セールスマンとのワークショップ商談会などへの活動を報告した。
また、現在年間50万人が訪れるようになった天空の城・竹田城跡について「かつてはPRしても訪れる人が少なかったが情報を発信し続けたことで今日の賑わいになった。情報を発信し続け、人に知ってもらわないと観光は成り立たないことを実感した」と話した。
このあと日本旅行の丸尾和明社長は「13年は遷宮などイベント効果もあって総販売額が105%を達成できた。今年度も大河ドラマの黒田官兵衛やあべのハルカスの開業、USJのハリーポッター施設など西日本には話題が多い。ニーズにあった商品を提供し、前年を上回る結果を残したい」と語った。
日本旅行協定旅館ホテル連盟の小林喜平太会長は「昨年のワークショップは東西で開催したが評価は高く、他のエリアでの開催を望む声が多い。関西はその先導役を果たしてほしい」と呼びかけた。
今年度事業については(1)宿泊券増売のための事業の積極的な推進(2)日本旅行セールスマンとの商談会(ワークショップ)の開催(3)新システムの利用、情報登録の促進―などを行うことを決めた。
また本部事業と連動して地域誘客事業や赤い風船ウェブ宿泊販売の拡大、日旅連塾の開催などへの協力を推進していく方針を固めた。