JKKが設立10周年記念式典 次の10年へ発展誓う
JKK(全旅連女性経営者の会、51会員、北川雅代会長=埼玉県秩父市・ホテル美やま)は4月22日、東京・麹町のル・ポール麹町で設立10周年記念式典を開いた。北川会長はあいさつで「女性の目で旅館業の問題を見て、聞いて、確かめて経営に役立ててほしい。勉強に努め、それを地元に持ち帰り社会貢献につなげてください」と話した。
あいさつする北川会長
JKKでは乳がん検診の早期受診のなどを呼びかけるピンクリボン運動に参画しているほか、東日本大震災の被災地支援として岩手県大船渡の仮設住宅住民が作製した「ちりめんストラップ」の販売支援にも取り組んでいる。
JKKは10年前に8人のメンバーで発足。北川会長は「20周年に向けた新たなスタートとして、立ち上げメンバー8人の気持ちを継承しつつ、発展させていきたい」と抱負を述べた。
来賓の佐藤信幸・全旅連会長は「創業100年を超える企業で最も多いのが旅館です。それは強かったからではなく、変化に対応してきたからです。国際化への取り組みなど、時代に対応していきましょう」と女性の力に期待を示した。
全旅連会長時代にJKKを立ち上げ、JKKの顧問を務める小原健史・前全旅連会長は「女性が経営の勉強をする会をつくりたかった。旅館こそ、女性ががんばっている職種です。会社の柱としてがんばってください」と激励した。