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"近くなる"新潟を体験(1) うまさぎっしりは本当だった

"近くなる"新潟を体験(1) うまさぎっしりは本当だった
来年春に迫った北陸新幹線の金沢延伸で関西から近くなる新潟。関西市場へのアピールが本格化しているが、新潟の魅力を現地で確かめるべく3月13―15日、新潟県旅館ホテル組合(野澤幸司理事長=湯田上温泉・ホテル小柳)が関西の旅行会社やメディアを招いて実施した現地視察旅行に参加してきた。「極み」に衝撃 やっぱり「米」 今回は下越・佐渡エリアを中心とした越後路を周遊。感想を結論から言うと「新潟県観光のキャッチフレーズ『うまさぎっしり』は本当だった」。食、特に新潟県がプッシュする「米・酒・魚(肴)」のうまさが際立っていたのだ。 新潟到着後すぐ、新潟市の寿司処「せかい鮨」で「寿司の極み」の先制パンチをくらう。新潟県すし組合が観光客用に6年前から始めた特別メニューで、昨年は参画する全店で4万3千食を提供。大半が首都圏をはじめ県外客で、今や欠かせない観光素材となっている。 この日のネタはマグロやウニといった定番に、ノドグロのあぶりやアンコウの昆布じめアンキモ乗せといった旬の素材を加えた厳選10カン。こだわりの一品が放つストレートな「うまさ」に思わず沈黙してしまった。その理由が新鮮な素材はもちろん、「米」の違いだと気づくのにそれほど時間はかからなかった。 厳選10カンの衝撃は十分 中越エリアへ足を伸ばし、目の保養を。柏崎市の大崎雪割草の里で県の草花・雪割草を愛でる。遊歩道付きの丘陵地に30万株群生しているそうで、あいにくの雨だったが、ところどころ可憐な花を咲かせていた。営業は4月上旬まで。 出雲崎町の出雲崎いちご畑では旬のブランドイチゴ「越後姫」を賞味。たわわに実った真っ赤なイチゴをもぎとり食べると強い甘みを感じる。オリジナル商品「乾燥いちご」は旨味が凝縮されており、思わず購入する参加者が続出した。生産者の小黒博泰さんは「果肉の柔らかさにも皆さん驚かれます。家族連れの来場者が多いですよ」。 越後姫を収穫 →"近くなる"新潟を体験(2) 旅館の"本気"が結実に続く 1 | 2
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