大阪―札幌の鉄道旅は最高(1) トワイライトエクスプレスで行く
北海道へはどう行くか? 大阪から北海道札幌市まで1200キロ以上もあります。普通は飛行機です。わずか2時間で行けるし、LCCを使えば格安に行くこともできます。でも僕はやっぱり鉄道。列車の旅をじっくり楽しめ、大阪から札幌まで乗り換えなし。豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」以外に考えられません。"貴賓室"はプラチナチケット
JR西日本・トワイライトエクスプレス
トワイライトエクスプレスは1989年、前年の青函トンネル開通で北海道と本州が1本のレールで結ばれたことからJR西日本が登場させました。列車の旅の感動とホテルの快適さを求め個室寝台車両を中心に編成が組まれ、サロンカーや食堂車も連結。有料のシャワールームも備わっています。
なかでもA個室寝台2人用のスイート1号車1番の部屋は、トワイライトエクスプレスの貴賓室と呼ばれ、現在も入手困難なプラチナチケットになっています。特に札幌行きの場合、進行方向が変わる津軽海峡線内(青森駅―五稜郭駅間の160キロ)を除き、列車最後尾の風景を独り占めできるのです。
雪煙を上げて進むトワイライトエクスプレス
3月のある日、トワイライトエクスプレスに乗りました。高嶺の花のA個室寝台ではなく、シングルツインと呼ばれる1人用のB個室寝台です。昨夏にも日本海に沈む夕陽を見るため札幌行きに乗車したのですが、自然災害で終点まで行くことができず再挑戦です。と言っても通算4度目の乗車になるのですが。
(トラベルニュースat 14年4月10日号)
→大阪―札幌の鉄道旅は最高(2) 食堂車で至福のひとときに続く
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