【江藤詩文の世界鉄道旅】バングラデシュ鉄道(5)買い食いは支え合い…列車のなかの“もの食う人びと”
乗り込んだローカル列車には、もの売りが入れ替わり立ち替わり現れた。乗客がすし詰め状態で立錐の余地もない急行列車に比べて、近郊を走る各駅停車は、混んでいるとはいえもの売りが動くスペースがあるからだ。もちろん彼らは無賃乗車。だが、とがめる人は誰もいない。
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