【産経Health】急増する膵がん 早期発見・治療の確立に光明
各種がんの診断法が進歩し、早期発見・早期治療によって、がんと診断されても元気に日常生活を送っている人が増えている。ところが膵(すい)がんは、いまだ有効な早期発見法がないので、診断されたときには多くの人がすでに進行していて予後も悪い。がんの中でも特にやっかいな病気で、膵臓が“暗黒の臓器”の異名をとることから“暗黒のがん”といわれるほどだ。しかし、ようやく簡易な血液検査が実用化目前まできており、近い将来の検診での活用が期待されている。