神戸の6ホテル、シェフ競演のチャリティーランチ企画
神戸市内の6ホテルで構成する「KOBEホテル6社会」が3月1日から5月6日まで、東日本大震災遺児を支援するチャリティー企画「グランシェフ・チャリティーランチ」を開催している。6社は社会貢献活動の一環として、2000年より一夜限りの特別ディナーを実施。11回目となる12年よりランチ企画に変更し、今回が通算13回目となる。6ホテルは、ANAクラウンプラザホテル神戸▽オリエンタルホテル▽神戸ポートピアホテル▽神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ▽神戸メリケンパークオリエンタルホテル▽ホテルオークラ神戸。
今回は「健康」を統一テーマとし、6ホテルのシェフが腕を競う。いずれも県産食材をふんだんに用い、身体にやさしく、美肌効果を狙うなど工夫を凝らしている。料理はコース仕立てで3千円(税サ別)、4500円(同)の2種類を用意。料金の10%を「あしなが育英会」に寄付する。昨年の利用客は5377人、約140万円寄付した。今年も同額レベルを目標としている。
「健康」をテーマにシェフが腕を競う
あしなが育英会では東日本大震災の津波遺児とその家族に短期、長期の支援、出会い、交流の場、また遺児たちをケアする「ファシリテーター」を養成する拠点として、東北レインボーハウスとサテライトの建設を仙台、陸前高田、石巻で進めている。
それらの建設費と5年間の運営費併せて41億5千万円を予定。13年10月末に募金額が45億円を超え、目標を達成した。目標金額を超えた寄付金は6年目以降の運営費に充当する。