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高野山おひざ元に輝く伝統 和歌山県伊都地域

高野山おひざ元に輝く伝統 和歌山県伊都地域
和歌山県伊都地域から、橋本市商工観光課の大林弘和さん、かつらぎ町産業観光課の横田望さんとご当地キャラの「かきおうじ」、九度山町産業振興課の中谷晴香さん、県伊都振興局企画産業課の藤井孝美さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、来年の高野山開創1200年で全国から注目を集めるのが必至の伊都地域の観光ネタを披露した。橋本市は、高野街道と伊勢(大和)街道が交差し古くから人、物が集まる地だった。その名残りは、要衝の地だからこそ発展してきた伝統産業の中に見ることができる。「紀州へら竿」で知られるヘラブナ釣り専用の竿づくり、新幹線の座席シートや国会の椅子にも使われているパイル織物は今も一大産地だ。 大林さんは「パイル織りは高級ブランドにも使われ、その昔は巨富を得ていたそうです。資料館ではハンカチづくりなどの体験もできます」。 かつらぎ町では、世界文化遺産に指定されている丹生都比売神社で4月20日に「花盛祭」が行われる。春の花で境内を彩り遠来からも参拝客が来る。横田さんは「かつらぎ町は果物の栽培が盛んです。春は、農園で摘んだイチゴを町内のケーキ屋さんでタルトやロールケーキにする企画をやっています。自分で摘んだイチゴをスイーツとしてお土産に持って帰れると好評です」。 九度山町には4月26日、道の駅「柿の郷くどやま」がオープンする。特産の富有柿を使ったパンやソフトクリームなどオリジナル商品を充実させる。中谷さんは「高野山の生き帰りにぜひお立ち寄りください。九度山ゆかりの真田幸村について学べたり、そば打ち体験などができるコーナーもあります」。来年、町内の慈尊院で21年ぶりに本尊の国宝・弥勒菩薩坐像が御開帳される。「4月から1カ月に渡って御開帳されます。ぜひ参拝にお越しください」。 藤井さんは「伊都地域は、バナナとパイナップル以外はすべて栽培している日本一のフルーツの郷です。柿の葉ずしは奈良が有名ですが、伊都地域の柿の葉ずしも個性的で負けていません」と胸を張った。 和歌山県伊都地域の皆さん
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