【教育動向】教員採用試験で増える社会人の「特別枠」 斎藤剛史
2013(平成25)年度に全国の公立学校教員採用者のうち民間企業など社会人経験者の割合が5.9%だったことは、以前の当コーナーでもお伝えしました。子どもや保護者の実態やニーズが多様化する中で、新規採用教員には教員養成課程での指導力の向上などが求められる一方、社会人経験者などの多様な人材を登用することも課題となっています。このため最近では、一般の試験とは別枠で社会人などを対象にした「特別選考」を実施する教育委員会が増えています。