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今こそ「創客」の時代

今こそ「創客」の時代
「中小旅行会社が生き残るには」という話を2人に聞いた。1人は大学教授で、もう1人は中小旅行会社の社長だ。偶然にも同じような内容だった。大学教授は「情報力とコミットメント力、この2つを持っているかどうか。幅広い情報を持っているとお客はその旅行会社を頼りにするし、そういった情報を常に持っているんだということを日ごろのつきあいの中でお客にどのように伝えているかが大事だ。そういう関係を保っている旅行会社は、ネット社会でも利用してもらえる」と話し、実際に自身も親しい旅行会社に手配を依頼しているという。自身の琴線に触れる提案をしてもらえるからだそうだ。 中小旅行会社の社長が「お客様に旅行を売っているだけでは、インターネットに負ける。接客や営業で自ら『創客』しなければいけない」と言っているのも大学教授と同様、客の琴線に触れる提案をできる人間関係をどれだけ作れているかを問うているに違いない。この社長は「旅行会社にはお客様を受けていただく施設が必要で、受入機関との信頼関係なくして『創客』はありえない」とも語り、大変な今こそ同じ大きさの車の両輪としてそれぞれが役割分担する重要性を訴えていた。 旅行会社、受入機関ともに連携しながら「創客」して生き残りたい。 (トラベルニュースat 14年2月10日号)
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