【教育動向】いじめ防止や「市民性」も 道徳の教科化で 渡辺敦司
文部科学省の有識者懇談会が道徳の時間を「特別の教科 道徳」(仮称)とする方向で検討していたことは以前の記事で紹介しましたが、正式な報告書(外部のPDFにリンク)が2013(平成25)年末にまとまっています。これを今後どう具体化するかは学習指導要領の改訂を検討する中央教育審議会に委ねられることになりますが、指導要領の全面実施が東京オリンピック・パラリンピックに合わせた2020(平成32)年度からとなる見通しであるのに対して、文科省は提言内容を前倒しで実施したい考えです。道徳教育がどう変わるのか、報告書を見てみましょう。